サーバー移行サービスは、オンプレミス環境にあるサーバーをサーバーイメージとしてAWS上に移行するサービスです。
本サービスにおいては、オンプレミスのサーバーのイメージをそのままクラウドに移行します。OSやアプリケーションの修正を行いませんので、短期間で移行を完了いたします。
オンプレミスの物理サーバーや、オンプレミスで仮想環境を構築しその上で稼働している仮想サーバーのいずれにも対応しています。
AWS上に移行したサーバーをそのまま本番運用しても構いませんし、現行システムのクラウドでの検証用に活用いただいても構いません。
サーバー移行の手順
- お客様のサーバーに移行用のエージェントをインストールしていただきます。
- 移行エージェントは、弊社内のお客様専用のAWS環境内にオンプレのサーバーイメージを転送します。
- 弊社のAWS環境内で、サーバーイメージをAWSの仮想サーバーイメージに変換します。
- 弊社AWS環境内もしくはお客様のAWS環境内で移行後のサーバーを起動します。
お客様の作業は、移行作業前に移行用のエージェントをインストールすることと、移行後のサーバーの動作確認となります。インストール用のモジュールや手順書は弊社よりご提供いたします。
機密情報として、お客様の業務データをサーバーイメージとしてAWS環境内に格納いたしますが、データの内容を参照することはございませんので、ご安心ください。
ご提供内容
- 移行用エージェントモジュールと手順書
- 移行後の仮想サーバーのイメージファイル
- 移行したサーバーのアクセス用IPアドレス
- 操作マニュアル
サービス条件
- 移行が可能なオンプレミスのサーバーは、AWSが対応しているWindowsもしくはLinuxのサーバーとなります。Unixやメインフレームのサーバーは対応していません。
- 移行元のオンプレミスのサーバーからインターネットもしくは閉域網により弊社AWS環境への通信が行える必要があります。
- オンプレミスのサーバーへのエージェントのインストールは、お客様にて行う必要があります。
- お客様に移行先のAWS環境がご用意されている必要があります。お客様でご用意するAWS環境に関しての項目は弊社よりご案内いたします。
- お客様のAWS環境へアクセスするためのユーザ情報をご提供ください。
- 前述のご提供内容の納品物を提供した時点で、該当サーバーにおける本サービスは終了いたします。
- AWSアカウントをお持ちでない場合は、AWSアカウント取得代行サービスのご利用を検討ください。
- 移行したサーバーイメージを実行するためのAWS環境の構築の方法がわからない、エージェントのインストール作業を実施してほしい、などの際は、クラウド移行技術支援サービスを合わせてご利用ください。エージェントのインストール作業においては、お客様との調整のうえで弊社で実地作業を実施いたします。実地作業は、2回目以降は交通費、宿泊費などを実費で請求させていただきます。
- 操作マニュアルに記載されている内容以外の技術的な問い合わせが必要な際は、クラウド移行技術支援サービスを合わせてご利用ください。
サービス料金
- 5万円/台~25万円/台
免責条項
- 本サービスでは、サーバーイメージの移行のみを行います。アプリケーションによっては、ネットワーク環境が異なるなどの理由で、正常に動作しない場合もございますが、移行後のシステムの改修は、お客様の責任でお願いいたします。
- オンプレミスのサーバー環境によっては、移行用エージェントのインストールに失敗したり、エージェントが正しく起動しないなどの現象が発生し、サーバーイメージの転送ができないことがあります。その際にお客様へ調査の依頼を行うことがありますが、結果的に移行自体が行えないこともあります。その場合、サーバーイメージが転送できなかったサーバー移行に関しての費用はいただきません。
- オンプレミスのサーバー環境によっては、サーバーイメージの転送に成功しても、AWSの仮想サーバーとして起動できないことがあります。その場合、AWS仮想サーバーとして起動できなかったサーバー移行に関しての費用はいただきません。
- 移行後のデータの整合性の確認は行いません。移行前と移行後でのデータ差分は、お客様でご確認いただき、ご対応ください。
- AWSに移行後のサーバーの運用において、障害などが発生した際の損失の補償は行いません。
- 移行作業中のオンプレミスのサーバーの障害などによる損失の補償や障害の調査は行いません。
